Lan Oshiro Blog

大城蘭は現在、育児中につき活動は殆どお休みさせていただいております。 そんな中、このブログをご覧いただき誠に有難うございます。 このお休みの間に、今まで応援してくれた皆さんやお世話になった方々の事を思い浮かべながら これまでのアルバムの収録楽曲の思いやエピソードについて掲載していきたいと思います。 時々、歌う機会を頂いております。 2020年もどうぞよろしくお願い致します。

Diary

沖縄充実旅行 初日 8

うりずんにて泡盛にほぐされ一日の終わりに ホッと


眠さもピークに達した頃



スペインに住んでいる妹の杏ちゃんから電話が入る。



今回言語の達者な杏ちゃんに方言の質問していたが、


彼女の知り合いである三線唄者の比嘉バイロンさんに、連絡してみたらどうかと連絡が入る。


私も彼の事は前々から知っていて是非お会いしてみたかったのですぐに連絡をしてみました。



すると!!


なんと偶然にもうりずんの近くにいらっしゃるではないですか!!



うりずんから歩いて5分程の安里交差点近辺の三線屋さんにいらっしゃるとのことで



さっそく皆で会いに行くことに。

ついたのは仲嶺三味線店




バイロンさんと仲嶺三線店の仲嶺さんが沖縄言語、沖縄の未来について熱く語り逢っているところに



私たち一行はお邪魔した。



バイロンさんは初めてにも関わらずとても気さくに迎え入れてくださり、



私たちにも琉球諸語について とてもわかりやすく、熱心に教えてくださいました。



また、私自身がこれからさらに深く取り組んでいきたい Jazzstandardの島くとうば編曲について相談することが出来、編曲について沢山のご指摘を頂きました!


これまで私はなんとなく生活の中で沖縄言葉には触れてきたものの、実際に話し言葉として使ったり、伝統芸能などに触れる事は殆どありませんでしたから歌詞をつけようと試みてもなかなかどうして幼稚な表現しかできない自分に嫌気がさしていた時でした。



スラングのなんだばー、かんだばー、ふーちばーのウチナーやまとぐち語を沖縄言葉だと思い込んで使い、それを今風にアレンジして話している世代なものですから 基本の表現が分からなくて当然だったと改めて気付く事が出来よかったです。



はきさみよー!
レコーディング直前だった島言葉編曲のCDもリコールしなくてはいけなくなるところでしたね。(笑)






沖縄言葉の言語としての特色、発音、また八重山諸島や宮古島においての言語の違いをしり、立派な独立言語といえる諸語の表現の深さに、発祥に目からうろこ。


こんなに素晴らしい言語がこんなに近くにあるなんてどうしていままで気づきもしなかったのだろう。

これを決して絶やしてはいけない!若者たちもこの素晴らしさに気付き改めて先人達から受け継がれているこの言語を学ぶべきだと強く思いました。



バイロンさんの沖縄を愛する強い気持ちを肌で感じました。
そして、残念ながら現在の私たちの世代には生活の中で沖縄の言葉を話す習慣がないから、
このままではこの素晴らしい琉球諸国語はどんどん途絶えていくのではないかと危惧していました。

これからの現代うちなんにとっては、沖縄言葉を使い生活するなんて今の時点では無理に近い事ですものね。

先人達が話していた素晴らしい言語を学門として学び、生活の中で正しい言葉を使い琉球諸国語である島くとうばの普及に努めてがんばりましょうね! 彼はそうお話してくださいました。


そしてなんと、目の前でかぎやで風を唄ってくださいました。



大大大感激!素晴らしい!の一言ですうわーん



今日ぬ誇らしゃや

何うにじゃなたてぃる

莟でい居うる花ぬ

露行逢たごとう



今日の嬉しさは譬えたらよいでしょう
莟んでいる花が露をうけて、花を咲かせたようです。



この琉歌は沖縄のおめでたい席では必ず歌われている曲です。



響く深みのある低音が空間に響き渡り本当に幸せな気持ちになりました。




バイロンさん本当に素晴らしかったです。



私のお母さんも彼らと出会えて大感動!



やはり話も止まらない!!


盛り上がり結局午前2時近くまでお邪魔してしまいましたー!!



本当に遅くまで、有難うございました。

この場を借りて御礼申し上げます!!


バイロンさんのご友人で仲嶺三味線店の職人、仲嶺さん。

彼はこの若さで県内の三線品評会で賞を受賞されたとの事で、確か腕の持ち主です。


三線の初心者の私たちに凄く丁寧に教えてくださいました。



沖縄充実旅行 初日 8



那覇市安里にある小さな三線店


素晴らしい職人の技に出会える場所です。



初日にして本当に充実した一日、これで一日を締めくくりました。


今日一日、必要だからこそ、と気付かせて、出会わせてくださったのだと思いました。




偶然は必然だったのだなあ。。。




本当に心より皆さんへ感謝、感謝のみです!!



有難うございました!





 
沖縄充実旅行 初日 8




左 比嘉バイロンさん 右手前 おおしろらん


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この記事へのコメント
こんばんわ。
今回の里帰りで山ほどの収穫があったようですね!(芋じゃなく)
アルバムや次回のライブが楽しみになってきました!
まだ初日なのに。
Posted by さいとー at 2010年06月01日 19:36
那覇出身だとナンチャッテウチナーグチしか喋れませんからねー。ボクも同じです。でも、なんくるなんくる(笑)。宮古出身の歌手下地勇の『おばぁ』の字幕入り映像がありました。宮古の言葉も温かみがありますね。リンクが貼れないので「Youtube 下地勇 おばぁ」で検索してみてください・・・感動モノです。
Posted by ありめー at 2010年06月01日 22:42
こんにちわ、3度。
沖縄の言葉は、島によってホント違うもんな〜。八重山の島々も違うし、宮古に行けば更に違うし…宮古の方言は、ホント判らんさぁ……。て事で、お勉強、お勉強せねばと思っている、今日この頃でっす。
Posted by ちょこぼ at 2010年06月02日 13:12
へえー!!ありめーさん早速見てみましょうね♪
本当、日々是勉強!!ですねー!
Posted by Lan at 2010年06月04日 11:02
 
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プロフィール
おおしろらん
おおしろらん
沖縄県出身、米国人の父を持つ母と沖繩出身の父との間に生まれる。
音楽好きな両親、親戚に囲まれて、幼い頃から沖縄民謡やファド、ジャズなど両親の影響で様々な音楽を聴いて育ち、10台後半でドラム演奏や歌を始め、次第に音楽の道へ進む。
2008年、葉加瀬太郎主宰レーベル ハッツアンリミテッドよりアルバム「LAN」でデビュー。
同年、活躍が社会・文化などの各業界に多大な影響を与え、今後の活躍が期待されるクリエーターやアーティストに贈られる「第5回ベストデビュタント賞音楽部門」を受賞。
2009年に独立し、自主レーベル「GreatCastleMusic」を設立。2010年、故郷・沖繩に捧げる2ndアルバム、シリーズ第1弾「なちゅらん物語〜dedicated to Okiniawa〜」をリリース。世界中で愛され歌い継がれる名曲をウチナー言葉で歌う独自の表現が注目される。2011年、3rdアルバム、シリーズ第2弾「なちゅらん物語”If dreams come true"」をリリース。2015年、数々の名著で知られる天外伺朗が全て作詞作曲したアルバム「坊やに紡ぐ物語」を発表。「故郷、沖繩から世界へ」をコンセプトに沖繩の郷愁溢れる世界観を歌い伝え続けている。
現在は子育ての傍ら沖繩を拠点とし、カフェやリゾートホテル、イベント、福祉施設などでの活動を展開している。 profile photo by Tom Inagawa
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